副業をいろいろ模索していた私。実際に警備員の仕事を始めてみると、「気軽に稼げる」ということに気づいてしまいました。
結論から言うと、私の場合は限られた時間に副業として月10~15万円程度稼げました。どれくらい稼ぎたいかは、人それぞれ。そもそも、月に数十万~数百万円と稼ぐなら「本業」ですよね・・・
実際に警備員を副業として、私がどのように働いていたかをお伝えします。
警備員の仕事内容は?
警備員の業務にはいくつか種類があります。
皆さんがイメージされる多くは、オフィスや商業施設などの巡回、街中の工事現場などで見かける交通誘導、またはコンサートやスポーツイベント、お祭りなどでの誘導といったところでしょうか。
業務別で分けると
・施設警備業務 : オフィスや商業施設や駐車場などで常駐し、人や車両の出入管理や、施設を巡回して異常が無いかどうかを確認する業務になります。
・交通誘導警備業務 : 主に工事現場などで、車両や歩行者に対して交通誘導する業務になります。
・雑踏警備業務 : イベント会場、お祭りなど、局地的に人が密集する場所を警備する業務になります。
ちなみに私がよく働いたのは、工事現場などの交通誘導警備業務がほとんどでした。
理由は、作業が単純で、勤務時間より早く終わる事がよくある。工事の内容によっては、30分ほどで作業が終わって一日分の給与が貰えたこともありました。
もちろん基本的には警備を依頼した会社と警備会社の請負契約で決めた時間が勤務時間になります。一般的には8時間勤務。
実際の勤務時間は、作業内容次第になるのがほとんど。工事現場自体も、決められた時間以上は作業出来ない事が多いため、決められた時間を過ぎることはあまり無かったです。
たまにハズレ現場に当たって残業させられることはありましたが、早く終わる事の方が多いので正直気にならないという感じですね。
その他にも貴重品の運搬や、空港での保安など特殊な業務もあるのですが、一定の資格などが必要になる場合があります。こちらの業務についてはあまり、気にしなくて良いと思います。
日々の勤務内容の指示については、事前(ほとんどは前日)に、警備会社の事業所に電話やメールで確認して、当日に指示のあった現場に直行します。勤務開始と勤務終了の報告業務を入れて、現地解散という流れが一般的ですね。警備の仕事を始めるにあたり、必ず研修がありますので、その点も安心です。
年齢の制限はあまり無く、学生やベテランの方だと70代の方もいました。
継続的に勤務する人であれば、同じ現場に継続的に配属される事が多いのですが、私のような副業でダブルワークする人は、現場を点々とすると思います。飽き性な私にはピッタリでした。
給与について
一番気になる給与ですが、お住まいの場所や業務内容、年齢、日勤か夜勤かによって少し違いはあるのですが、一日あたり9000円〜14000円ぐらいが相場でしょうか。
支払いについては、日払いや週払いがほとんど。急なお金が必要な場合には助かる内容だと思います。
私が勤務していた警備会社の場合、日勤だと12000円、夜勤で13000円、それぞれは交通費が含まれた額となり、週締めで翌々週に働いた分の給与として振込みされていました。
わかりやすく言えば、4/1〜4/7の期間に働いた分が、4/15〜4/21の週にまとめて支払われるイメージですね。
私は週2〜3回程度働いていたので、一月あたり10〜15万円を稼げたという事がおわかり頂けたかと思います。
また、入社祝い金を別途用意してくれる会社も多くあります。入社してからある一定の規定回数まで働くと、働いた給与とは別に祝い金を支給してくれます。こちらも私の場合だと10万円頂くことができました。会社によっては20万円というところもあるようです。人手が足りない業界なので、警備会社としては人材確保したい一心なんでしょう。頂ける入社祝金の額を比較して、警備会社を選ぶというのも良いかもしれません。
勤務時間について
仕事内容の部分でも触れたのですが、勤務時間については、警備を依頼した会社と警備会社で請負契約をした内容で勤務時間が決まっています。
基本的には8時間勤務に休憩1時間の、9時間拘束になりますが、業務の内容によって違いがあります。半日だけの契約時間の業務などもあって、その分の給与はもちろん半日分の契約となります。
施設警備業務の場合は、与えられた勤務時間内で働くことががほとんど。日勤や夜勤のどちらも9時間拘束が一般的です。
また、イベントやお祭りの雑踏警備業務の場合は、イベントに合わせて開始時間や終了時間が決まってくるため、半日ぐらい勤務拘束される場合もあります。
私みたいな働き方を望む人なら、工事現場での交通誘導業務が、お手頃に感じる理由を共感して頂けるのでは無いでしょうか。
メリットとデメリット
メリット
メリットについては、好きな時に働いた分の給与が貰えること。ほぼ希望の日時に仕事をもらえるので、月によっては「今月は旅行したいから日数減らそうかな〜」なんて事は当たり前にできます。逆を言えば、「今月は出費が多くなるから出勤回数を増やそうかな」ということも出来るという事。
仕事内容についても、基本的に指示されたことをするだけなので、難しいことはそんなにありません。内容によっては立っているだけで終わる時もあります。
働くメンバーがその現場の仕事限りの場合が多いので、最低限の会話ぐらいで、人間関係も気にならないです。
デメリット
デメリットについては、業務の内容によって体力が必要になる事。立っているだけでも勤務時間や、その時の気候によって辛い時はあります。体力に自信の無い人には気候にあまり左右されない施設警備をお勧めします。
こんな人に向いている
自由に働きたい。
一時的に働きたい。
学歴、キャリア、年齢の制限なく働きたい。
お金を増やしたい。
難しい仕事が苦手。
あまり人付き合いしたくない。
などなど。
まとめ
警備員の仕事の見た目のイメージは、皆さんが想像するものに近いと思います。「工事現場でおじさんが警備している」というイメージ通りだと思います。しかし実際に経験すると、他の仕事よりも高い給与であったり、普段の生活で踏み入れられない経験ができたりする実感があります。この内容は働いてみないと伝わらないものがありますが、年齢制限をあまり気にしなくてよいことなど踏まえると、意外と稼ぎやすく働きやすい仕事だと思ったりしています。もちろん、人目を気にしたりする点は考慮しますが、いち早く「稼ぎたい」という観点からするとメリットの多い職種だと思いました。是非参考にしてくださいね。
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